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2006年8月 1日 (火)

読書感想文?放っといてくれ!

ネット上のきわどいサイトの話など始めたらきりがないが、ネットを浮遊しているうちに、ちょっと驚きのサイトに行き当たってしまった。

「著作権フリーの読書感想文」のサイト、つまり勝手に持って行っていいですよの「読書感想文」がたくさん掲載されているサイトだ。芥川龍之介の『蜘蛛の糸』を読んで……(原稿用紙3枚・中学生向け) 、伝記『ライト兄弟』を読んで……(原稿用紙3枚・小学校5年生~中学生向け) ・・・といった具合。
これらの「読書感想文」は、PDFファイルでアップされているが、原稿の上にサイトのURLが書き込まれているから、そのまま印刷するのはまずい。清書するなり編集し直すなり、せめてそのくらいは自分でも努力をしなさいというメッセージか。
「コンクールやコンテストの応募には使用しないこと」や「パクリ・コピペがばれても、自己責任」、「パクリがばれそうになったら「これはオリジナルだ!」と最後まで言い張る根性を見せること 」「コピペがばれても当サイトは一切の責任を負わない」など、いろいろ注意書きがある。

このサイトの意図は、夏休みの宿題での読書感想文ほど読書嫌い・作文嫌いを助長するものはない、せっかくの夏休み、読書感想文から解放されてその時間ですてきな思い出を作りなさい・・・ということのようだ。確かに強制されての読書感想文はつらい。私自身は読書感想文(というより紹介文のつもりだが)をここに書くことを楽しんでいるけれど、このように書かなければならぬという範例を示されたりしたら、きっと書けなくなっちゃうだろうなぁ。

面倒な読書感想文から解放されてもっと有意義な時間を!という意図は理解できないことはない。けれど、その手段はかなり乱暴だ。ここからこっそり例文を持って行って、適当に手を入れて提出する、そんなかたちで先生を騙し、人間同士のコミュニケーションを放棄しようとするのは良いことではない。物価が高いからといって万引きをしても良いことにはならない。

ただ、このサイトからのリンクなどを見てみると、同じ主宰者による「読書感想文の書き方教室」というのもあって、そちらなどには、ひどくまともなアドバイスが書いてある。「上手な文章を書くには上手な文章を熟読しなさい」とか。そして、本当は本なんかどんなふうに読んでもいいのだけれど「学校の先生を喜ばせるような感想文」というものが存在する以上、先生を喜ばすような作文を書くのがプロの児童・生徒の腕の見せ所・・・というわけだ。

「著作権フリー」でアップされている読書感想文を見ると、ちっとも子どもっぽくなくて、このまま学校に提出したら絶対に見破られるだろうなと思う。例えば、音楽の方では和声学という勉強があって、テキストで与えられた課題を解いていくのだけれど、別冊実施編、つまり解答例を丸写ししてきたら絶対に見抜ける。私はその解答例をほとんど覚えてはいないが、明らかに音の扱い方が素人離れしているのだ。今勤めている大学にはそういう不埒者はいないが、前に勤めていた大学では出くわしたことがある。その学生は問答無用で単位を落とした。人間同士の信頼関係を放棄して私を騙そうとしたのだから、こちらも対応せざるを得ないのだ。それと同じで、ちゃんとした先生だったら、これは「おかしい」と判断できるだろう。

読書感想文。学校教育という文脈の中に置くと、確かにうっとうしい響きではある。この本を読んでおまえが読み取ったことはその程度かよ、こんな幼稚な文でしか表現できないのかい・・・という人を見透かすような罠が待ち構えている気がするからだろうか。そもそも本は楽しんで読みたいし、感想文はその本を人に紹介するような気分で書けばいいだけなのに。「どんなふうに面白かった?」「どんなところが楽しかった?」といちいち問い詰めるのは、深く考えさせるのには有効かも知れないが、何だか嫌味に感じられるときがある。「面白かった~!」でいいじゃん!具体的にこんなところが面白かったというのがあれば、きっと黙ってはいられないのだから。

それにしても、そのサイトの訪問者は約2年間で697974人!すごい数ではないか。無論それだけの訪問者が、みんな「著作権フリーの感想文」をダウンロードして使っているとは思わないけれど。

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コメント

おもしろいサイトがあるもんですね~♪でも、私が読書感想文を書いたのはたぶん1~2回程度だったと思います。何の本について書いたかも、どうして逃れられたかも覚えてないけど・・・。今、レポートのために児童文学作品って言ったらすごそうだけど、絵本を読みまくってるので読書感想文ならいっぱい書けます(^^;)子供向けのお話でも、結構シビアだったりきわどい内容だったりするんですね~。自分が小さい頃はもちろんそんなこと思わなかったけど。

うわ~。このようなサイトがあるのですね。
メディアの発達に伴って、便利なものというかなんというかそんなものまで出てきてしまったのですね。
子どもたちの宿題には、きらりと目を光らせてチェックしたいと思います。

し~ちゃんは感想文書くの好きそうだよね。感想文を書くのは、本来は楽しいことのはずなんだけどなぁ・・・。

まぁ、このサイトにあがっている文を本気で使ってやろうという人はそんなにいないでしょう。おがちせんせ、あんまり厳しくしないでね。

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