フォト

-天気予報コム-
2013年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

最近のトラックバック

友人のページ

こんなページを見つけました。

無料ブログはココログ

« まっぷたつのなりゆき(10) | トップページ | まっぷたつのなりゆき(12) »

2007年2月11日 (日)

まっぷたつのなりゆき(11)

今どきは、文章の原稿だと大抵の場合パソコンを使うから、いくら初めにザクッと下書きをして少しずつ直していったとしても、書きあがった時には清書も同時に完成する。しかし、楽譜だとそうはいかない。いきなり本番の譜面を書く作曲家もいるかも知れないが、多くの場合スケッチとして走り書きしたものを後から清書することになる。

清書といっても、右から左へ書き写すだけではなくて、スケッチの段階で決まっていなかった細部を決めたり直したり、テンポやディナーミク、練習番号などを書き込んだりする作業だから、作曲の第二段階と言ったほうが良いかも知れない。

この数年は、楽譜も浄書ソフトを使うことが多い。けれども今回は、他の三人が浄書ソフトを使わないので、私ひとりだけキレイな譜面なんてズルイとかいう訳のわからない理由で、浄書ソフトの使用を禁止されてしまった。そこで、手書き、つまり古今東西の大作曲家たちとほぼ同じ方法で清書をしている。

手書きと浄書ソフトを使うのと、どちらが速い?とよく訊かれるが、どちらが速いかは微妙だ。

浄書ソフトだと、同じ音型が続くようなところはコピー&ペーストで一瞬にして完成だし、小節を飛ばしてしまったり、別のパートに書き込んでしまったりといった間違いの修復は簡単。楽器編成が大きくなると、小節線をひくこと自体が結構面倒なものだけど、浄書ソフトではそれはまったく意識する必要がない。

ただし浄書ソフトは操作が複雑なので、続けて使っていないと、細かい操作をすぐ忘れてしまう。ええっと、音符の符尾を逆向きにするのってどうやるんだっけ・・・と、わかり易いとは言えないオンライン・マニュアルを睨んでいる間に、手書きならば1段分くらい書けてしまうだろう。

そして一番大きな違いは、やはり手書きで楽譜を書くのは、作曲の仕事をしているという実感があることだ。もう30年くらいにもなる大半をエンピツで書いてきて、作曲とはそんなふうに手間のかかる手仕事であると、習い覚えてきたからだろうか。

「エンピツ」と書いたが、正確には私の場合はシャープペンシル。芯はハイユニの2B。先輩の作曲家に、今の若い人はエンピツでなくてシャープペンで書くんだってねぇ・・・と言われたことがある。もうずいぶん前の話だが、シャープペンを使って作曲することでさえ、先輩たちには新人類に見えるのかも知れない。

ただね、久しぶりに完全手書きをすると、やはり老眼の進み具合を実感するのだよ。悔しいけれど、今回は「おちか用眼鏡」がとても活躍している。

« まっぷたつのなりゆき(10) | トップページ | まっぷたつのなりゆき(12) »

コメント

きっきぃさまぁ!
こんにゃく座岡原の日記での速報見ましたぁ!本当にお疲れ様でした。
12日は稽古場にいらしていただけるのでしょうか??うひひ、お待ちしておりますね。

このブログでまだ完成が発表されていないということは、暗に清書ができないかもしれない・・・ってな事を告知してらっしゃるのだろうか???
稽古場は通すたびに時間が短くなっていって、演出家がうれしそうに
「え?そんな時間でいけるの?」と言うたびに自分で「あああ!まだ全部曲じゃないのかあああ」と思い出し笑っておられます。ふふふ。
まあ、楽譜はともかく私は早くキッキイ先生と呑みたいよお!早く稽古場にきてきて!
(楽譜はともかく・・・とか言うと、某出演者に怒られますわね。ほほほ。)

楽譜はともかくって、ビバリーは飲みたいだけかい!

正式(?)発表は、明日にでも改めて書くつもりですが、たった今、すべての清書を終えました。明日の13時にともさんに渡すことをもって完了となります。あ~良かった・・・一時は終わらないかと思った・・・。

稽古場では上演時間短縮に頭を悩ませているのに、悪いね、また増えちゃうよ。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/189419/13852716

この記事へのトラックバック一覧です: まっぷたつのなりゆき(11):

« まっぷたつのなりゆき(10) | トップページ | まっぷたつのなりゆき(12) »