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2007年2月 3日 (土)

生まれ変わる音達

枽形亜樹子さんのチェンバロリサイタルに行く。新宿、淀橋教会。「生まれ変わる音達」とは、このリサイタルのサブタイトルである。

枽形さんは、大学の作曲科在学中に渡欧、優れたチェンバロ奏者になって、2000年に帰国するまで17年にわたって欧米で活躍してきた。作曲学生だった頃からよく知っているが、賢く元気な人柄は、面白いくらい当時と全然変わっていない。

昨今、コンテンポラリーが弾ける本格的なチェンバロ奏者がいなくなってしまった・・・とは、コンサート前のプレトークでの発言だが、彼女はまさにコンテンポラリーを重要なレパートリーとする数少ないチェンバロ奏者なのである。この日も、ベッツィ・ジョラス、ヤセン・ヴォデニチャロフといった、日本ではあまり知られていない現代作曲家のチェンバロ曲、成田和子氏の書き下ろし、そして北爪やよひ、間宮芳生両氏と私のピアノ曲をチェンバロで弾くというプログラムだ。

私のピアノ曲をチェンバロで弾いてもいいですかと枽形さんから聞かれたとき、考えもしなかったことだったのでとてもびっくりしたけれど、枽形さんはこの曲は「チェンバロにはまりすぎている」と言う。聴いてみると、たしかに元々がピアノ曲だとは思えないくらいチェンバロと馴染んでいる。いや、彼女がそういうふうに作ってくれているのだけれど。

とにかく音色が美しい。そして、見事なテクニック。プレトークで語っていた「チェンバロはピアノの仲間と思われているけれど、たまたま鍵盤の様子が似ているだけで、実はギターなどに近い楽器だと思った方が良い」という見方には、目からウロコだった。

作曲を勉強した人だから、コンテンポラリーに理解があるのは自然だが、彼女のような演奏家の存在がもっと知られることで、チェンバロのための作曲も活性化すると良いのにと思う。

間宮先生の「かぜのしるし・オッフェルトリウム」は左手のためのピアノ曲だが、先生のお隣で楽譜を見せていただきながら聴いていたら、音程がほぼ2度低くて、移調楽器の楽譜を読んでいるようで面白かった。

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コメント

おはようございます。
興味深い演奏会ですね。先生のピアノ曲とは何だったんですか?
実は最近ウチにもチェンバロがあるんです。知り合いが新しいのをウン百万で購入したから、古いのを数万円で譲ってもらったんです。2週間くらいたつと音程がボロボロにくるってくるので、自分で調律しなければなりません。これが調律師になった気分で結構楽しいのです。

masa先生、こんばんは。演奏された私のピアノ曲は「12の前奏曲」の中の「2度」「ふたつの声」「3度」です。2度は最も不向きのように思えるのですけれど、枽形さんは最もはまってるのだと言います。自宅にチェンバロ・・・いいですねぇ!

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