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2007年9月13日 (木)

オペラ「クラブ マクベス」

こんにゃく座公演、林光さんの新作オペラ「クラブ マクベス」を観る。東京・三軒茶屋、シアター・トラム。

人生の日常に疲弊したサラリーマン風の「男」が、クラブ「マクベス」と書かれた奇妙な店に引きずりこまれ、妄想の中でマクベス劇を幻視する。シェイクスピアの「マクベス」を、「現実」の視点で見ている「男」が(もちろん、それも虚構だが)いるというわけだが、彼の現実と妄想の境目は、いつしか消失していく・・・。

台本も書いた髙瀬久男さんの演出はとても丁寧で、舞台も美しい。音楽は、物語の悲劇をことさら強調したりはしない。そして、全体的に厚く書き込まれたものではないが、必要十分な緊張感を醸し出す。譜面はシンプルだと思うけれど、練習は簡単ではなかっただろうなぁ。

「男」を演じた大石哲史さんは、いつもながら安定した存在感。劇中のマクベスの佐藤敏之、坊主頭が異様に似合う冨山直人マクダフ、魔女より怖い岡原真弓ヘカティはじめ、すべてのキャストが好演。初演ゆえ、水も洩らさぬというわけにはいかない箇所もあるように思えたが、上演を重ねることで作品は育っていくだろう。

マクベス劇、それに「男」にとっての「現実」、ここまでが虚構、そして観客である私たちは、私たちの身の回りである本当の現実を含めて三重構造を体験しながら、「男」同様、いつしか境目を見失っていることに気づく。観念だけで構築されたものではなく、観ていて面白い作品。重い悲劇性の中にキッチュな見世物的要素が、(魔女が焚き火に降りかける薬ではないが)程よく配合されたことも、楽しさの一因だろう。16日まで。

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コメント

こんばんはー。
きっきぃさんは今日の観劇だったんですねぇ。私は昨日行ってきました~。
最前列のテーブル席でかぶりつきで見たかったなぁって思いました。

きっきぃさま、昨日はご来場ありがとうございました~。岡原ヘカティが登場すると、目の前に座ったきっきぃさま、そのひとつ斜め前の寺さんの肩が大きく動いたのを見て、私も思わず笑ってしまいました。あはは!

>きほつん
あぁ、一日違いでしたね!最前列かぶりつきテーブル・・・nanakoさんによれば、あそこも普通価格の客席なんだって。でも、ぼくらがあそこで観るのはどうよ。いろんな人と目が合いまくりだよ。血のついた剣が飛んできそうだし。

>nanakoさん
こちらこそ、どうもありがとうございました。面白く拝見しました。岡原ヘカティ、やられました!不意打ちだったもの。強力だな、あれは。なんでみんな笑わないんだろ。あぁ、みんなは素のビバリーを知らないからか。あれほどの当たり役はなかなかありません。

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