フォト

-天気予報コム-
2013年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

最近のトラックバック

友人のページ

こんなページを見つけました。

無料ブログはココログ

« 遠野へ(2) | トップページ | 花巻へ »

2007年12月23日 (日)

遠野へ(3)

終演後、市民センター隣のホテル「あえりあ遠野」で、バレエスタジオ開設30周年を記念する祝賀会。

かつて遠野で泊まっていたのは、階下からおばちゃんが「きっちゃーん、電話よー!」と呼んでくれる旅館だった。「あえりあ」のようにきれいなシティホテルは、なんだか妙な感じがする。

ちなみにこのホテルは、かつて中央公民館のあった場所に、第三セクターで建てられたとのこと。温泉ではないけれど大浴場があって、居心地はなかなか良かった。

26年前、初演の後の祝賀会には、お母さんたち手作りの、素朴だがまごころのこもったごちそうが並んでいた。今日の会場は披露宴会場のような大広間、電話は一人一人手元に携帯を持っているから、階下から呼ばれる必要はない。まさに隔世の感。

お決まりの挨拶やスピーチなどがあった後、バレエスタジオに10年間以上在籍した生徒・OGの表彰。名簿を数えてみたら、29人もいた。

今日でバレエ・スタジオを「卒業する」、二人の高校3年生の生徒さんがスピーチ。二人とも、驚くほどしっかりした内容を話す。大船渡から片道1時間くらいかけて通ってきた一人は、「30年の歴史の中に加われたことが嬉しい」などと言う。

少年少女時代に、学校以外の年上、年下の友だちや、たくさんの大人に囲まれて過ごす時間があるというのは、とても大切なことなのじゃないかなぁ・・・と思う。合唱団「じゃがいも」の子どもたちを見ていてもそう思うし、私自身も子どもオーケストラに通っていたから、そんな環境は理解できる。

大人と接することが多いわけだから、当然ませた子どもになる傾向はあるだろうが、ひとつだけではない価値観の眼差しに包まれて過ごす、そのことで得られるものは大きいと思う。身のまわりが父母や家族、親戚だけというのは、価値観が画一的、閉鎖的になりがちではないだろうか。スピーチをした生徒さんたちのしっかりした口調や大人びた表情は、バレエスタジオを支える大人たちと接してきたことから生まれているのではないかと思う。

Photo こちらは、やたらと嬉しそうな大人たち。市長さんまで引きずり込まれています。

お開きの後は、民宿へ行こうと誘われる。そこに泊まっているのは岡野さんと杉田さんだけなのに、十数人で押しかける。民宿の主人は、飲み物やコップなどのある場所を教え、あとは好きなようにやってくれと言い残して自宅に引きあげてしまったそうだ。勝手にテーブルだの座布団だのを探し出してきて、即席宴会場を作ってしまう。

この町は、こんなふうに大らかだ。深夜、もう閉めている店をドンドン叩いて起こし、一杯だけ飲ませてくれと言って入り込んでしまったことさえある。私がではない、私を連れまわしていた人がである。眠そうな顔で、また店を開けてしまう方もどうかとは思うが。

ビールとともに、自家製どぶろくが並ぶ。この国では、もちろん勝手にお酒を作ることは許されない。けれどもここは、「どぶろく特区」なのだ。透明な上澄みに、米粕のような白い粒が浮いている。ぴりっと辛いが、口当たりが良い。とても危険な酒。「後で腰にくるよ。」と言われ、慌ててコップを置いた。

« 遠野へ(2) | トップページ | 花巻へ »

コメント

いいなあ。ドブロクおいしいですよね。
私も遠野に行った時に特区のおかげでドブロク飲みました。
特区と言えば、秋に行った上越の学会で、地元の先生(中学校?)が「音楽特区」を作ってほしいと言ってました。学校で教えなくてはならない音楽の規制をゆるめてその土地の音楽を中心に教えることができるようにするための特区。

>さとTさん
うん、美味しいです。でも、とても危険です!途中から抑えていたので大丈夫でしたが。
それから、祝賀会でふるまわれたにごり酒も、とても美味でした。

そうですね<「音楽特区」。そんな素敵な教育政策をする国だったらいいのに!
ただ遠野は、以前から、お祭りが近づくと学校と地域とを挙げて民俗芸能の練習をしていましたから、勝手に「芸能特区」やっているかも知れませんね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 遠野へ(2) | トップページ | 花巻へ »