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2007年12月24日 (月)

花巻へ

12月24日の岩手日報朝刊は、1面に昨日の公演の写真記事、その他に、中の見開き2面分を使って、遠野市民センターバレエスタジオ30周年の歩みや、関係者へのインタビューによる特集記事を組むという破格の扱い。

遠野駅でその新聞を買って、釜石線に乗り込む。今日は、少しだけ寄り道をしながら仙台へ戻るつもり。

新花巻で下車。胡四王山にある宮沢賢治記念館へ。近くへ行くバスの発車まで1時間待ち。車に乗れば5分もかからない距離なので、タクシーを使う。800円くらい。

Photoこの記念館には何度か来ているのだが、今回のお目当てのひとつは、ちょうど特別展としてやっている「フランドン農学校の豚」。オペラシアターこんにゃく座のためにオペラとして作曲したことがあるので、この展示は興味深い。

Photo_2作品の紹介と生原稿の展示がメイン。他の作品同様、大幅な校正の跡がある。この作品の生原稿を眺めていて最も目につく変更は、初めに書き込まれた「です。ます。」が、すべて「だ。である。」に直されていること。それによって、冷徹なレポートのような文体で、人間のエゴと食物連鎖の無常を、ブラックなユーモアとともに描きだすことが可能になったのだろうと思う。

ミュージアムショップで、「銀河鉄道の夜」の冒頭原稿のコピーを売っていた。スペースシャトル「エンデバー」が宇宙へ持っていったのと同じレプリカだそうだ。2枚買う。1枚は、合唱団じゃがいもの指揮者鈴木さんにあげるつもり。

記念館前からタクシーに乗る。今回、花巻に寄り道することができたら、ぜひ行きたいと思っていた場所があった。

日蓮宗身照寺。賢治の墓所。昭和8年に亡くなった賢治は、昭和26年になって、浄土真宗のお寺からこの身照寺へ改葬されたとのこと。住宅地といっていいと思うけれど、閑静な地域にひっそりと、墓所はあった。

Photo_3 手ぶらで行ったので、浄財を置いて、横の箱に備えてあったお線香をあげて、たくさんの素敵な作品を遺してくれたことに感謝して手を合わせる。賢治さんの墓碑の右側に、宮沢家代々の骨堂が並んでいる。

そして、この写真の右の奥にも見えるのだけれど、数羽のフクロウ像が墓所を守るようにして置かれている。

Photo_4 フクロウは知恵の神。賢治作品にもたびたび登場することは周知のとおり。彼らが見守っていることで、つつましいお墓が少しだけ晴れやかで温かいもののように思えてくる。

Photo_5 待っていてもらったタクシーに乗って、今度は花巻駅に行く。料金は、記念館から身照寺まで2,000円くらい。身照寺から花巻駅までは800円くらい。花巻駅で、新花巻までの釜石線に乗るために、また1時間待ち。新花巻駅で、新幹線に乗るためにも50分待ち。何とも悠長な旅だ。

(写真は、クリックすると少し大きく表示できます。)

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