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2008年3月20日 (木)

ルノワール+ルノワール

渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで、ルノワール+ルノワール展を観る。

画家ピエール=オーギュスト・ルノワールと映画監督である息子ジャン・ルノワールの両方を紹介する父子展という珍しい趣向。他の画家では実現不可能な企画だ。

父子展といっても、展覧会場で催される限り、画家である父に重点が置かれる。絵画と映画、どちらも光を扱う芸術だとはいえ、空間の構築である絵画と、時間芸術である映画とを対等に置くことは困難だからだ。映画は、スチール写真で紹介されるほか、あちらこちらに置かれた小さめのスクリーンに、作品の抜粋が映されている。

映画監督ジャンが、いかに父の影響を受けているか、絵画と映画を並置してあるのが面白い。父が描いた<ラ・グルヌイエール>の水辺の風景や<ぶらんこ>遊びと息子の映画『ピクニック』でのボートのシーンやぶらんこのシーン、<田舎のダンス>の振り向く女と『恋多き女』のダンスシーンなど。父の作品を絵コンテにするのようにして、動く絵画としての映画を、息子は作る。

それにしても、どんな絵画でもそうだが、とりわけルノワールの絵画の凄さは実物の前に立たないとわからない。描きこまれた光によって浮き立つ人物や風景の質感は、鬼気迫るほどにリアルだ。写真で観るルノワールも「きれい」だけれど、そこに見えるのは、実物の前で見えるものの半分にも満たないと思う。

展覧会の常であるしーんとした会場ではなく、あちらこちらで映されている映画から、台詞や音楽が、音量は抑えられているとはいえ、聞こえてくる。純粋に絵画鑑賞をするのには邪魔になりそうなざわめきだが、それがかえって、ルノワール絵画から漂ってくる幸福感を強調しているように思える。そう、この父子の作品には、どこか何ともいえない幸福感が感じられるのだ。

Bunkamuraザ・ミュージアムでは5月6日まで。その後は京都国立近代美術館に巡回する。

http://www.ntv.co.jp/renoir/

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コメント

いいですねー!!行きたい行きたい行きたい。
東京に行く用事できないかなぁ。

先生、作曲の授業なんで時間変わったんですか?!しじみとれないじゃないですかーー。ぶー。

>し~ちゃん

東京に行く用事って何だろう。いくらでもありそうな気もするし。展覧会を観るためだけだっていいと思うけど。

今年の時間割、正直なところ、わたし的にもとても嫌な配置なんですよ。でも、いろいろと制約があって、どうしてもこんなふうにしか組めなかったんだ。でも、作曲取りたくて取れない人が何人もいるようだったら考えますから、言ってきてね。

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