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2008年10月12日 (日)

本を包む

東京・神田神保町は、好きな街だ。

Photoたくさんの書店、古書店が軒を並べるこの街には、大学時代からよく来ている。1日がかりで、というわけにはいかないけれど、何時間かでも時間を見つけて書店を巡り、いくつかの古くからある喫茶店の、今日はどこで休もうかななどと迷うのも楽しい。

構えが変わった店もあるが、街全体の雰囲気はそれほど大きくは変わっていないし、依然として「昭和」のたたずまいを残しているところも多いから、学生に戻ったような気分にもなる。

本を買うと、今でもこんなふうに包装してくれる古書店が多いのも、この街ならではのことだ。

Photo_3ゆっくり丁寧に包み紙で包んで、輪ゴムで留める。薄めの本でも同じ。プレゼント用の包装を頼んだからではなく、いつもこうなのだ。

この包装、ちょっと煩わしいなと思ったこともあったけれど、買った品物が無造作にレジ袋に放り込まれ、家の中にやたらとレジ袋が増えていく昨今では、こういう包み方が、街のポリシーを象徴しているようにさえ思える。

包み紙は、もちろん後で本のカバーとして使える。テープで貼るのではなく、輪ゴムだから一部分が破れたりすることもない。

そもそも、こういうふうに包んでくれるのは、苔の生えていそうな椅子に座っているガンコそうな店主であり、パートやバイトのご婦人方ではない。

その、ちょっとヘンクツでガンコそうな店主は、包んだ本を両手で渡しながら、ゆっくり、「ありがとうございました。」と言う。口調以外は無愛想と言ってもいいくらいだ。両手をお腹の前で組んで礼をしたりしないし、「またお越しくださいませ。」などということは言わない。しかし、その言葉はきちんとこちらに届く。今日はこの本が買えて良かったな・・・と思える。

新本の量販店や、雑多な品物を売るスーパーマーケットなどのように、客がレジに列を作ったりしないから、ひとりひとりの客にこんな対応ができるのだけれど、何よりも店主が本を大切にしているからこその心意気だろう。オートマティックに会計を処理され、儀礼的に礼を述べられることに慣れている身にとって、この街のオヤジの対応は、古くさくも新鮮である。

ただし、ここでは、紙で包んだ本をさらにレジ袋に入れるような過剰包装はしない。だから、神保町に行く時は、手さげバックなどを持って行った方が良いな。

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コメント


なんとなく黴と紙の匂いが混じったような、
夏の暑い日でも何故か空気がひんやりとしているような本屋さん。眼鏡がちょっと傾いでいる店主のおじさん。
少なくなっちゃったよね。

そして、本屋とパン屋だけは素通りできないんだよね。
匂いのせいかな。

>なす母さん

パパはきゅうりですか?

レスが遅くなってすみませぬ。
パン屋ねぇ・・・素通りできないんですよ。
で、必ず買い過ぎるんですよ。
どれもこれも食べたくなるです。

本屋もパン屋も、おっしゃるとおり匂いのせいだな。

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