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2008年12月20日 (土)

秋から冬へのコンサート(1) 小山実稚恵リサイタル・仙台フィル定期

10月から12月までに聴きに行ったコンサート、そのつど記事にはできなかったのだけれど、せめてひと言ずつ記しておこう。

10月29日(水) 小山実稚恵ピアノリサイタルシリーズ第6回 ~内なる叫び~<紫:高貴なる精神 心の嵐>(仙台市青年文化センターコンサートホール)

シューマン:「蝶々」、

ベートーヴェン:ソナタ第17番「テンペスト」

シューベルト:即興曲D.935より第1番(f moll)

ショパン:ソナタ第3番

小山さんのリサイタルに行っていつも思うのは、プログラミングの上手さ。(いや、プログラミングは上手いけど演奏は・・・とかいう意味ではないのですよ!ご本人が真っ先にそう言いそうだから、念のため。)

聴く前に、へぇ~・・・この曲からこの曲へ繋げるの?と思いながら聴きに行ったりしても、実際に演奏を聴くと、プログラム立てにとても納得してしまう。「テンペスト」やショパンの3番が、「心の嵐」という見立てで括るられるのはすぐに得心するが、例えば、その前プロとして「パピヨン」やシューベルトのf moll を置くのは、ちょっと意表を突かれる感じがある。けれど、いざ聴いてみると、他にない選択になっていることがわかるのだ。それぞれの曲でそれぞれの物語を紡ぎながらも、演奏会全体でひとつの大きな語りになるように考えておられるからだろう。そういう意味でも、次はどんな演奏会になるのか、いつも楽しみなのである。

11月14日(金) 仙台フィル第233回定期演奏会(仙台市青年文化センターコンサートホール) 指揮はパスカル・ヴェロ 

モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」

サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番「エジプト風」(ピアノ=横山幸雄)

ラヴェル:古風なメヌエット

ストラヴィンスキー:「火の鳥」組曲(1919年版)

読売新聞仙台版に記事執筆。指揮者の楽譜の読み込みが素晴らしい。拍節感とアクセントに乗せて音楽を乗せていけば、自ずと音楽はエレガントに流れ、ひとりでに弾むのだということを示しているよう。

モーツァルトでは、リズムや和音による陰影が次々と切り替わっていく風景が、祝祭的な楽しさをもたらす。

サン=サーンスでは、時折激しさを見せながらも、基本的には淡々と語っていくことによって、老境の作曲家の澄んだ心情を描き出す。謎めいた第2楽章こそ、この曲の中心楽章であり、ここでサン=サーンスは、エキゾチズムへの好奇心に留まらず、音楽的言葉の獲得までたどり着いたように思える。夢のような風景を現出させる第2楽章を中心に、一見バラバラに見える3つの楽章が、好演によってひとつのドラマとして繋がった。

ラヴェル 実は相当モダンな「古風な」メヌエット。指揮は、その異形ぶりも生かしながら、エレガントさを失わない。そのエレガントさこそが、最良の意味で「古風」なのかも知れない。

ストラヴィンスキー 冒頭、地底から熱風が吹いてくるような空気の振動に驚いた。この曲を生で聴くのは久しぶりだけれど、こんなに面白かったかしら。そして、「火の鳥の踊り」もとても響きが美しい。これらは、CDでは決して感じ取れないことだなぁと、つくづく思う。

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